初めて演劇を観に行ってみた!【テングリの歌/小豆組舞台公演】

去年ぐらいに、タカハシ君がナカモトフィルム以外の映像作品に初めて出演した。

「阿鵝羅(アガラ)」という時代劇アクション映画で、タカハシ君は敵の下っ端役を演じた。

当時、映画のために、頭を坊主にしたばかり。

しかも凄く短くしていたので、超はまり役だった。

普通に怖い

普通に怖い。

そして、それに出演していたのが、広島県の小豆組(こまめぐみ)という劇団の方たちだった。

僕は、アガラには出演していないのだが、打ち上げだけ参加させてもらった。

そんな縁で小豆組の方から、「テングリの歌」という舞台公演をするので見に来ないですか、とお誘いを受け、タカハシ君とヤマライダーと広島市に乗り込んだ!

 

劇って面白い!

僕は、恥ずかしながら演劇というものを初めて観た。

映画製作という、エンターテイメント系に携わっていながら観に行ったことが無かったので、とても良い経験になった。

あらすじはこんな感じ。

“執権北条氏が舵を取る鎌倉時代。海沿いの町、敦賀。

刀鍛冶・加藤鉄彦の家には小作農の娘さやがよく遊びに来ていた。

ある日、浜に人が打ち上げられていると知らせが入る。

鉄彦達が駆け付けると、渡来人らしき男女が意識を失って倒れていた。

武士の薗田広隆・柴内仁兵衛たちは「蒙古からやってきた軍に違いない」と血気盛んに刀を抜いて殺そうとするが、さやだけが反対し、自分の家に連れて帰ってしまう。

初めは何かと抵抗している二人だったが、やがて さやとその母みつきのおかげで日本語を覚え、敦賀の町になじんでいく。

そんな時、渡来人の女の子とさやが野盗に襲われる。鉄彦は助けに向かうが・・・。

「誰の為に刀を握るのか」「何の為に戦うのか」を問いかける、名もなき人たちの物語。”

 

ストーリーもまとまっていて、劇団の方たちの演技も非常に上手で、見ていて引きこまれた!

そして、感心したのが劇ならではの演出だ。

このタイミングでこちらにライトを当て、暗くなっている方で準備をしたり、とか、上の方で、役者が喋って演技をしている最中に、下の方で、喋らずに演技をして、2つの場所で時間が進んでいる描写を、1つのステージで見せたり…

文章だと意味不明だが、とりあえず僕は、こいつは良く出来てるぜ〜と感じたのだ。

そして映画だとミスっても撮り直せばいいのだが、演劇は一発勝負なので、相当稽古をしないといけない。

そういった点を思って観ていると、同年代の人たちがステージで演技をしていて
僕は感じるものがあった。

最後に公演が終わって小豆組と方と話したのだが、忙しそうだったので、僕らは早めに撤退してしまった。

今思えば写真1枚でも撮っとけばよかったな〜。

そんなことを思って、代わりにタカハシ君を撮影し、その場を後にした。

テングリタカハシ

いつか、僕が監督して、ナカモトフィルムと小豆組で映像を撮れたらなぁと思う。

そんで、タカハシ君とヤマライダーと、夜の高速道路で次回作の企画を語り合いながら福山へ帰った。

いい旅だった。

また今度、演劇見に行ってみよう。